資料請求無料相談お申し込み
メニュー

店舗を教室に。五感で学ぶ日本文化
筑波大学マレーシア校 × 元年堂
筑波大学マレーシア校

業界・業種
教育機関・大学(マレーシア/筑波大学マレーシア校・PBL授業・日本文化と社会の理解・人文社会科学)
感じていた課題
•日本文化を「知識」として学ぶだけでなく、マレーシアという現地のフィルターを通して、日本文化や社会を考える授業にしたかった。
•座学中心になりやすい大学授業の中で、学生が手を動かし、見る・聞く・触れる・味わう体験を通じて学べる機会をつくりたかった。
•日本食レストランをお客様として利用するだけでなく、現地でどのように運営され、どのようなこだわりで提供されているのかを学ばせたかった。
•大手企業の進出事例だけではなく、暮らしに身近な日本食ビジネスから、文化発信・輸出・マーケティングのリアルを考えさせたかった。
•日本人学生とマレーシア人学生が半数ずつ在籍する多様なクラスで、同じ体験を通じて異文化理解を深める授業にしたかった。
支援結果
•筑波大学マレーシア校1期生12名が参加し、蕎麦の実・蕎麦粉・食品サンプルなどに触れながら、日本食文化を五感で学ぶ体験につながった。
•十割蕎麦を粉から水でこねる難しさを体感し、「難しかった」「できなかった」「石川さんが上手だった」など、記憶に残る反応が生まれた。
•現地マレーシア人スタッフが天ぷらを揚げる厨房を見学し、日本食が現地人材によって再現・運営されていることを学ぶ機会になった。
•普段はお客様として見る飲食店の裏側を知ることで、経営・調理・オペレーション・こだわりという視点が加わった。
•単なる文化紹介に留まらず、日本文化の発信や、現地市場での展開、BtoB・教育研修にも応用できる店舗活用の可能性を示した。
提供サービス
•現地直営店舗「元年堂」を活用した実地視察・体験型授業の企画運営
•蕎麦の実、蕎麦粉、食品サンプル、蕎麦湯用の器などを用いたハンズオン学習
•十割蕎麦を粉から水でこねるワークショップと実食体験
•厨房・天ぷら調理セクションなどのバックヤード見学
•マレーシア人スタッフによる日本食調理オペレーションの紹介
•日本文化の発信、日本産品の輸出、マレーシア進出に関するマーケティング/ビジネスレクチャー
•ハラール食材・宗教的配慮を含む、マレーシア市場向けの食体験・研修プログラム設計

筑波大学マレーシア校

筑波大学マレーシア校は、マレーシアに設置された筑波大学の海外拠点です。文理融合の学びやPBL(Problem Based Learning)を特徴とし、学生が社会課題を自分ごととして捉え、国際的な環境の中で学ぶことを重視しています。今回の体験授業は、1年生後期の「日本文化と社会の理解」の一環として実施されました。
https://www.utmy.edu.my/

Culture Link Malaysia. Sdn.Bhd

元年堂の運営母体。マレーシア・クアラルンプールで十割そばを提供する元年堂を運営しつつ、日本企業やアーティストなど日本文化、日本の作品を展示する“ギャラリースペース”を併設。海外進出支援やテストマーケティングのサポートを行っている。

▼筑波大学マレーシア校(UTMy)
HPはこちら

▼元年堂マレーシアクアラルンプール
HPはこちら
Instagramはこちら
TikTokはこちら

マレーシアというフィルターを通して日本文化を考える

石川(元年堂):
本日は貴重なお時間をいただきありがとうございます。まず、先生の自己紹介と、今回担当されている授業について教えていただけますか。

上田先生(筑波大学):
筑波大学で准教授をしております、上田孝典です。マレーシア校では、主に人文社会科学に関係する授業を担当しています。今回、元年堂さんにご協力いただいたのは、1年生後期の「日本文化と社会の理解」という授業です。

今回参加したのは第1期生の12名で、日本人学生6名、マレーシア人学生6名という構成です。日本人学生の中にも海外のインターナショナルスクールを経験している学生がいて、非常に多様な背景を持っています。

石川:
今回、課外授業として元年堂での蕎麦作りを取り入れられた背景は、どのようなものだったのでしょうか。

上田先生:
授業の目的自体が「日本文化と社会の理解」です。ただ日本の情報を知るだけではなく、マレーシア校として、マレーシアというフィルターを通して改めて日本の文化や社会を考えてみることが大きな柱としてあります。

前期は、お茶やお花、日本舞踊のような直接的な日本文化を扱いました。後期は特に「食」をテーマにしています。日本食レストランはマレーシアにもたくさんありますが、日本食がマレーシアでどのように展開され、現地の人たちに提供されているのか、そこから日本料理について考えてもらいたいと思いました。

もちろん、大きな日本企業や製造業のマレーシア進出も重要です。ただ、もう少し私たちの日常の暮らしに身近なところでの取り組みにも、学生たちに目を向けてもらいたいという狙いがありました。

蕎麦屋であり、文化発信とビジネスを学べる場でもある

石川:
CULTURE LINK MALAYSIA、そして元年堂に期待されていた役割についても教えてください。

上田先生:
最初は、カルチャーリンクさんというよりも、元年堂のお蕎麦屋さんというところから入りました。授業を作るにあたって、先生方のネットワークの中で、一緒にやっていただけるところはないかと相談していた中で、元年堂さんをご紹介いただいた形です。

お蕎麦屋さんなので、日本食をマレーシアで展開していくうえでのお話が聞けるといいなと思っていました。ただ、CULTURE LINKさんが、日本の地場の産品をマレーシアに紹介したり、持ってきたり、コンサルティングのようなこともされていると伺って、単なるお蕎麦屋さんの話だけではなく、ビジネスの部分も一緒に聞けると非常に良いと思いました。

石川:
当日は、蕎麦を切り口に、日本文化の発信や輸出、マレーシア進出、マーケティングの観点もお話ししました。

上田先生:
そこは学生にとっても面白かったと思います。学生の関心はこれから絞り込まれていく段階ですが、マーケティングやビジネスに関心を持つ学生もいます。そうした学生にとっても、日本文化をどう現地で届けるのかという話は良い刺激になったのではないでしょうか。

実物があるから、学生の記憶に残る

石川:
授業では、蕎麦湯の器や食品サンプル、蕎麦の実、蕎麦粉なども用意しました。印象に残っている点はありますか。

上田先生:
実物があるというのは、すごく良かったと思います。例えば蕎麦湯の器を見せていただいたり、食品サンプルを実際に触ってみたり。蕎麦の実を持ってきていただいて、これをすりつぶして粉にするのだと見せてもらえたのも、学生にとっては初めて見るものだったと思います。

石川:
学生さんたちは、蕎麦粉の匂いも不思議そうに嗅いでいましたね。

上田先生:
蕎麦粉自体を見るのが初めての学生も多かったのではないでしょうか。匂いも含めて、実際に触れることで初めて分かることがあります。

粉から蕎麦を作る難しさが、食べる意味を変える

石川:
今回は、あえて粉から水を入れてこねるという、十割蕎麦の難しい工程に挑戦してもらいました。

上田先生:
粉からだったんですね。ただ少しこねるだけではなく、蕎麦粉から自分で水を入れて混ぜるところからやったというのは、かなり難しかったと思います。学生は一様に「難しかった」と言っていました。本当にできなかった、石川さんはすごく上手だった、とも話していました。

石川:
水を入れすぎるとまとまらないですし、逆に少なすぎても粉のままになってしまいます。温度や湿度も関係するので、十割蕎麦の難しさを感じてもらえたと思います。

上田先生:
学生の中には、日本に何度も行ったことがあったり、日本語を勉強していたりする学生もいます。入り口はアニメなどかもしれませんが、日本に関心を持ってこの大学に入ってきています。だから蕎麦を知ってはいても、どうやって作るのか、どういう時に食べるのか、どう食べればいいのかまでは、あまり知らなかったと思います。

原料から一通り見せていただき、実際に自分たちで蕎麦をこねる体験をしたことで、改めて蕎麦を食べる時に味が違って感じられたのではないでしょうか。

日本食レストランの裏側を見ることで、異文化理解が深まる

石川:
蕎麦作りの後には、厨房や天ぷら調理セクションも見学していただきました。学生さんの反応はいかがでしたか。

上田先生:
マレーシア人の学生にとっては、マレーシアの現地の人が天ぷらを上手に揚げているというのが、すごいこととして印象に残ったようです。「マレーシア人が天ぷらを上手に揚げているのがすごい」「美味しかった」と聞きました。

揚げ物といっても、唐揚げと天ぷらは違います。そういうちょっとした違いにも、学生が気づいてくれたらいいなと思います。

石川:
普段はお客様として日本食レストランに行くことが多いと思いますが、今回は店舗の裏側も含めて見てもらえました。

上田先生:
そこは非常に貴重でした。これまでは「日本料理屋さんがある」とお客様として行くだけだった場所が、実際にどのような方が経営していて、どう調理していて、どんなこだわりがあるのかまで見ることができました。お店全体を実際に見ることができたのは、学生にとって大きな経験だったと思います。

満足度を細かく聞いたわけではありませんが、非常に満足度の高い授業になったと感じています。

座学に留まらない、五感を使った教育へ

石川:
今後、こうした授業や課外活動をどのように発展させていきたいとお考えですか。

上田先生:
私個人としては、五感で感じてもらうことが一番大事だと思っています。一般的に、大学や学校は座学がメインになりがちです。ただ、それだけではなく、実際に自分でワークすることに加えて、見る、聞く、触れる、味わう、とにかく五感をフルに使って、体で感じてもらう機会をたくさん作れればいいなと思っています。

石川:
十割蕎麦はつなぎがないので、実際に扱ってみると難しさが分かりますよね。

上田先生:
そうですね。引きぐるみ、二八、十割と、蕎麦にもいろいろあります。そういう違いも、これからお蕎麦屋さんで学べると面白いと思います。学生がいる以上、授業は続いていきますので、また一緒にコラボレーションできる機会を作っていければと思います。

石川:
ありがとうございます。元年堂を、教育機関の体験学習だけでなく、企業研修や自治体PR、展示会後の商談・テストマーケティングにも活用できる場として、今後も広げていきたいと思います。

【編集後記】

今回の取り組みは、現地直営店舗を「教室」として活用した事例です。学生たちは、蕎麦を食べるだけでなく、蕎麦の実や蕎麦粉に触れ、匂いを嗅ぎ、十割蕎麦を粉からこね、厨房の中で日本食が作られる現場を見ました。

その体験を通じて見えてきたのは、海外で日本文化を伝えることのリアルです。日本食は、日本人だけが作るものではありません。現地スタッフが技術を習得し、現地の食文化や宗教的背景にも配慮しながら、マレーシアの中で日々提供されています。

このような店舗活用は、教育機関にとってはPBL授業や海外研修に、企業にとっては社員研修やBtoB向けの商品理解促進に、自治体にとっては地域産品や観光資源の海外PRに応用できます。展示会だけでは伝わりきらない価値を、実際に見てもらい、触れてもらい、味わってもらう。CULTURE LINK MALAYSIAは、現地店舗を活用しながら、学び・発信・販路開拓をつなぐ場づくりを支援しています。

海外進出をご検討されているものの、具体的な進め方が不明確なお客様へ。
弊社では、マレーシアにて蕎麦店運営とテストマーケティングが可能なギャラリースペースを運営しており、
会計やマーケティング、店舗開発のスペシャリストを集めた専門チームがお客様の課題解決を支援いたします。

👉 「マレーシア進出を成功させるための無料相談はこちらから!」(問い合わせフォームへリンク

筑波大学マレーシア校様

成功事例

店舗を教室に。五感で学ぶ日本文化 筑波大学マレーシア校 × 元年堂

筑波大学マレーシア校

ドリームスタッフ株式会社/おにぎり専門店 具利様

成功事例

マレーシア進出は、現地で決める。 おにぎり専門店「具利」が挑んだ “経営判断のためのテストマーケティング”

ドリームスタッフ株式会社/おにぎり専門店 具利

有限会社葵サンプル様

成功事例

「あえて高価格」で大反響!焼津の食品サンプル工場がマレーシアで証明した体験型コンテンツの力

有限会社葵サンプル

【元年堂 CAO】宇田川裕矢 氏様

コラム

補助金採択から直営店立ち上げまで!総務責任者が語る、異文化の壁を越える「守りの流儀」

【元年堂 CAO】宇田川裕矢 氏

様

成功事例

マレーシアでお酒は出せるのか? 1.5年かけて見えた、アルコールライセンス取得のリアル

JAL Agriport株式会社様

成功事例

JAL Agriportが挑む『脱展示会』
持続可能な輸出モデル マレーシア編

JAL Agriport株式会社

東海学園大学 健康栄養学部  食品開発専攻様

成功事例

「教室では学べない」を求めて。未来の管理栄養士が挑んだマレーシア研修のリアル

東海学園大学 健康栄養学部 食品開発専攻

有限会社西尾商店(静岡県静岡市)様

成功事例

創業120年の老舗が挑む、マレーシアでの「本物のダシ」改革。

有限会社西尾商店(静岡県静岡市)

伊豆わさび漬組合様

成功事例

【農水省採択】
伊豆「本物のわさび」をマレーシアへ。 観光依存から脱却し、持続可能な輸出モデルに挑戦

伊豆わさび漬組合

シヤチハタ株式会社/マレーシア法人様

成功事例

自ら切り拓く挑戦―挑戦の連続が導いた100周年イベントへの道

シヤチハタ株式会社/マレーシア法人

有限会社Piese様

成功事例

潜入!マレーシアで48年続く、
3万人訪れる日本盆踊り大会

有限会社Piese

しまだきものさんぽ様

成功事例

69歳 海外初挑戦 日本よりも売れたYUKATA

しまだきものさんぽ

【元年堂 会長 西島英弘 氏】様

コラム

地方から世界へ。
創業40年の会社が海外初進出。

【元年堂 会長 西島英弘 氏】

【元年堂 代表】 野口亮 氏 様

コラム

「静岡から世界へ」ー地域企業と共に挑む、マレーシアで“行列ができる”人気店づくり

【元年堂 代表】 野口亮 氏

【白兎屋 × 元年堂】様

成功事例

“日本の春”をマレーシアに届ける「三色団子ワークショップ」舞台裏

【白兎屋 × 元年堂】

【元年堂シェフ】 プリシェル 氏様

コラム

「十割そばで伝える日本の心」——文化と味の架け橋

【元年堂シェフ】 プリシェル 氏

【株式会社ひらく】 武田健悟 氏様

インタビュー

「表現力」が鍵?日本企業の海外進出を成功させるためのヒント

【株式会社ひらく】 武田健悟 氏

【筑波大学】辻村真貴 氏 様

インタビュー

「課題解決型学習」で世界へ 筑波大学マレーシア校の挑戦

【筑波大学】辻村真貴 氏

【PanKobo Japanese Bakery】 原口朋久 氏 様

インタビュー

異国の地で「いつものパン」を。マレーシアで愛されるパン屋「PanKobo」の軌跡

【PanKobo Japanese Bakery】 原口朋久 氏

FITOKIO様

成功事例

マレーシアで“売れる日本文化”とは? メイドインジャパン – 西陣織アート – のテストマーケティング

FITOKIO

【元年堂 マレーシア現地責任者】 石川翼 氏 様

コラム

マレーシアで実践!“売れる”商品を見極めるテストマーケティング最前線

【元年堂 マレーシア現地責任者】 石川翼 氏

【元年堂店長 ルーベン 氏】様

コラム

マレーシア飲食市場を切り拓く!
日本食に魅せられた現地スタッフの視点

【元年堂店長 ルーベン 氏】

【会計顧問】日浦康介 氏様

コラム

マレーシア進出! 会計士が語る「会社設立」「会計」「税務」のリアル

【会計顧問】日浦康介 氏

【元年堂 店舗開発責任者兼プロジェクトマネージャー】長尾賀伊 氏様

コラム

異文化での挑戦:店舗開発責任者が語るマレーシアでのお店づくりの成功と教訓

【元年堂 店舗開発責任者兼プロジェクトマネージャー】長尾賀伊 氏

【シヤチハタ】 加藤領一 氏  様

インタビュー

マレーシアで新たな挑戦!創業100周年を機に「さあ、もう一旗(ハタ)。」

【シヤチハタ】 加藤領一 氏

【元年堂 マーケティング責任者CMO】平岡謙一 氏様

コラム

マレーシア市場進出を成功に導く!CMO平岡によるリアルなマーケティング戦略解説

【元年堂 マーケティング責任者CMO】平岡謙一 氏

株式会社ezu様

成功事例

元年堂を起点にシンガポール、中国とPOPUPがつながりました

株式会社ezu